研究室のコンセプト | Concept of NULID lab.

  • 現在、私たちの国土は、大規模地震や気候変動にともなう自然災害リスクの高まり、人口の減少と高齢化といった急激な社会変化、それを支えるインフラストラクチャーの老朽化といった複雑で多様な課題に直面しています。
    これらの課題を解決するためには、土木工学内外の学術分野との連携による「知」と技術の統合、そして地域社会のステークホルダーとの共創(co-desing)を通した実課題への接近、さらにはそこで創出された技術の社会への実装が求められます。
    国土デザイン研究室は、以上のような要請に対する新たな学問体系と手法の構築、その先にある持続可能でレジリエントな国土の創生を目指し、2014年11月に設立されました。



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    研究テーマ | research topics

    しなやかで持続可能な国土をデザインする手法の開発

    少子高齢化や逼迫する財政等の課題に対応する施策として「コンパクトシティ+ネットワーク」が推進されています。一方、東日本大震災では、国土や地域のしなやかさ(レジリエンシー)が防災・減災、復旧・復興に重要であることが認識されました。都市のコンパクト性に加え、自然災害に対する余裕を考慮して、しなやかで持続可能な国土をデザインする手法を考究します。

    • レジリエント沿岸都市圏のデザイン手法
    • - 自然災害のリスク分析、重要インフラ等の機能喪失による影響分析
      - 上記分析に基づくリスク評価
      - ハード対策とソフト対策のベストミックス

    • しなやかで持続可能な国土のためのモニタリングデータ・ビッグデータ・IoT活用
    • - 津波観測の津波即時推定における沖合GPS波浪計と海洋レーダの有用性

    • 魅力ある沿岸域創出に向けた里海の事例分析
    • - 島嶼の発展性における要因分析

    流域を軸とした国土デザインの探求

    気候変動や人口減少/増加といった自然的・社会的な変化に対応できる、持続可能でレジリエントな国土の創生を目指して、流域という空間スケールを軸にしたデザイン論を探求します。

    • 発展途上国における気候変動適応策の立案支援
    • 都市での市民力による里川再生の実践
    • 水と社会の相互関係に着目した国土・流域史
    • 社会水文学(socio-hydrology)に関する基礎研究

    国土デザイン手法構築に向けた実践

    国内外のフィールドにおいて、地域社会の様々なステークホルダーとの協働を通した課題の発見と社会実装の実践を行っています。

    • 主なフィールド
    • 愛知県名古屋市、東京都善福寺川、兵庫県佐用町、チリ、タイ・バンコク、フィリピン・マニラ、カンボジア、パラオ共和国、シンガポール、ドイツ・ミュンヘンなど

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