が企画したセミナーです。
小委員会で取り組んだ「地域公共交通のプライシング(運賃決定)のあり方」に関する検討結果に基づき, サービス水準を考慮したプライシングの方法を提案し,実際の適用に結び付けることを目的としています。
地域公共交通は,コロナ後も乗客数が以前の水準まで戻らないと言われ, さらに乗務員不足や燃料高騰などで費用がかさみ,公的補助増加なしには維持できなくなっています. この状況を踏まえ,「地域にとって必要なサービス水準を精査した上で」 「その供給に必要な費用をだれがどれだけ負担するかを検討する過程で乗客の負担(運賃)を決めていく」 というアプローチを本セミナーで提案します。
このアプローチによって,地域ニーズに合った公共交通サービスを関係者の合意によって実現することが可能となります. また,自治体の努力義務となった地域公共交通計画の作成においても必要不可欠な方法論となります. 参加者として,地域公共交通政策にかかわる自治体・国担当者,交通事業者,コンサルタント, 研究者を想定していますが,興味をお持ちの方はだれでもご参加いただけます。
当日資料
◯開会挨拶 趣旨説明
宮崎 耕輔(公共交通プライシング研究小委員会 幹事長,香川高等専門学校教授)

00_20230316_pricing_intro_miyazaki.pdf
PDFファイル[414KB]
◯サービス水準設定を起点とした運賃設定の枠組み〜協議運賃制度の活用を念頭において〜
加藤 博和(公共交通プライシング研究小委員会 委員長,名古屋大学大学院教授)

02_20230316_pricing_kato.pdf
PDFファイル[2.6MB]
◯熊本での実践を踏まえた本提案の評価
今釜 卓哉(九州産交バス(株))

06_20230316_pricing_imagama.pdf
PDFファイル[1.4MB]
太田 恒平((株)トラフィックブレイン)

06_20230316_pricing_ohta_kumamoto_comment.pdf
PDFファイル[1.7MB]
【開催概要】
日時 :2023年3月16日(木)14:00~16:00
開催方式 :対面 + オンライン(ハイブリッド開催)、会場参加定員:100名
対面参加会場:東京理科大学神楽坂キャンパス1号館 17階記念講堂
主催:土木学会土木計画学委員会公共交通プライシング研究小委員会
後援: (公社)日本バス協会 、 公共交通マーケティング研究会
※本セミナーは「土木学会 継続教育(CPD)プログラム(2.0単位)」です
【プログラム】
14:00~14:05 開会挨拶,趣旨説明(本セミナーの流れ)
宮崎 耕輔(公共交通プライシング研究小委員会 幹事長,香川高等専門学校教授)
14:05~14:35 地域公共交通プライシングに関する我々の考え方
「サービス水準設定を起点とした運賃設定の枠組み〜協議運賃制度の活用を念頭において〜」
加藤 博和(公共交通プライシング研究小委員会 委員長,名古屋大学大学院教授)
「サービス水準設定の考え方」
喜多 秀行(神戸大学名誉教授)
「地域公共交通の費用と負担」
大井 尚司(大分大学教授)
「海外の地域公共交通プライシング」
遠藤 俊太郎((一財)交通経済研究所)
14:35~14:50 ディスカッション
「熊本での実践を踏まえた本提案の評価」
今釜 卓哉(九州産交バス(株))
太田 恒平((株)トラフィックブレイン)
「いくつかの地域での実践を踏まえた本提案の評価」
何 玏((一財)計量計画研究所)
「本提案に対するコメント」
正司 健一(神戸大学名誉教授)
14:50~16:00 質疑応答
〇参加申込方法
参加登録は終了いたしました