研究紹介
・地域戦略研究室は、環境学研究科附属持続的共発展教育研究センターに属し、
"Sustainable(持続可能な)"と"Quality of Life(生活の質)"をキーワードとして、
土地利用・都市・交通・環境に関する研究を行っています。
また、大学と社会の懸け橋となるため、その方法論として臨床環境学の創成と実践を進めています。
・メンバーは、加藤博和教授を中心に研究員や学生が所属しています。
博士後期課程学生・前期課程学生(修士)・大学院研究生は、環境学研究科都市環境学専攻の所属。
学部生・学部研究生は、工学部環境土木・建築学科環境土木工学プログラムの所属となります。
・過去には、名古屋大学だけでなく全国各地の様々な大学(北は東北大学から南は琉球大学まで)や
学部(工学・理学・農学・環境学・経済学・法学・文学・教育学)の出身者が在籍しました。
・2009年度に始まった国際環境人材育成プログラムに参加することもでき、
国際的な環境リーダーを目指す日本人学生や留学生がいます。
・2010年度からは博士後期課程の統合環境学特別コースが始まり、当研究室にもこのコースに参加し、
地域での実践力とグローバルな思考力を併せ持った人材になることを目指す学生がいます。
現在進行中の研究プロジェクト
モビリティ革命が脱炭素化を実現するための条件(環境研究総合推進費1G-2001)
・研究概要
・中間成果報告プレゼン資料
☆中間評価で『S』を獲得しました☆
研究成果の最終報告資料はこちら
☆最終評価で『S』を獲得しました☆
気候変動影響予測・適応評価の総合的研究(環境研究総合推進費S18)
サブテーマ4(4) 交通・輸送システムへの気候変動影響予測と新しいサービスの検討と評価
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終了した研究プロジェクト(現在も研究は継続)
「再生可能都市への転換戦略−気候変動と巨大自然災害にしなやかに対応するために−」
(環境研究総合推進費2-1706、2017〜19年度実施)
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加藤教授の研究テーマ
1.交通政策が地球環境や都市環境に及ぼす影響の評価手法の開発〜交通のライフサイクル評価(LCA)2.公共交通整備制度・財政システムの環境面からの評価
3.モータリゼーションと都市成長との関係分析
4.地域公共交通の維持方策
研究方針
・交通行動や自動車保有、ロジスティックスといった、ライフスタイルから大きな影響を受け、かつ、
環境に大きな負荷をもたらす社会システムに対して、LCAの考え方を適用し、「環境に優しい活動とは何か?」を探る。
・さらに、市場メカニズムを活用した各種環境施策の提案を行う。現在の日本の都市政策を考える上で、
必要となる問題意識を肌で感じ、これを自分の問題として捉えるべく、現場でのフィールドワークを行う。
・今度予想される都市の大競争時代における「都市戦略」の構築に必要な、マーケティング的発想を起点とする各種評価手法の開発を行う。